腱鞘炎は治る

腱鞘炎を治すための情報を発信していきます。

自分が腱鞘炎になった時のこと

私は以前、両手ともに重度の腱鞘炎になったのですが、7年ほどかけて完治することができました。その時の体験をもとに役立つ情報を発信していきたいと思っています。まずはどのような遍歴をたどってきたかざっくりとお話しします。

 腱鞘炎になったきっかけはパソコンの使いすぎです。マウスでの操作が原因で人差し指と中指がとても痛くなりそれを被っているうちに他の指も痛みが出てきてしまいました。そこで病院に行ったところギブスで固定され絶対安静にするよう言われました。そこでその忠告を守りほとんど動かさずにいたところ血流が悪くなり2、3日ほどで指を曲げることができなくなっていきました。不安に思いながらも医者に言われたことだからと絶対安静を続けた結果、次の診察予約を入れていた1週間後には腕がやや紫色になり全く動かせない状態でした。 そして利き手をかばいすべての作業を逆の手で行っていたため、そちらの手も腱鞘炎になってしまいました。

 この絶対安静にしすぎた1週間が腱鞘炎の完治までに7年もかかってしまった 一番大きな原因だと思います。普通の方はこんな失敗をしないと思いますが、腱鞘炎になってしまっても時折手を曲げたりのばしたりして無理のない程度で使うようにしてください。

 そして指の可動域を完全に元に戻すだけで4、5年かかりました。腱鞘炎を治すために病院で行った治療はリハビリ2、3年と手術1回、注射1回です。そのことに関しては別のページで説明します。

腱鞘炎になってから最初の6年間ほどは良くなっている感覚があまりなくとても辛かったですが、最後の半年で劇的に良くなりました。なかなか治らず不安に感じている方もたくさんいるかと思います。ですが腱鞘炎は3歩進んで3歩下がる、その後3歩進んで次は2.5歩下がると言うような形で知らず知らずのうちに良くなっていきます。あまり不安に感じないで、できるだけ穏やかな気持ちでいてください。大丈夫です。必ず治る日が来ます。そして腱鞘炎でも幸せになることはできます。1番大切なのはその状況をどう解釈するかです。